私なんか悪いこと言いました?!
医師とのコミュニケーションについてまとめました。
目次
《医師事務と医師》
医師事務として働くうえで、医師とコミュニケーションをとることは避けて通れません。また、コミュニケーションがうまくとれないと自分自身の業務の効率も悪くなります。「あの人のときは、スムーズに処理してくれるのに、私のときには、なかなか処理してくれない・・」なんて悩んでいる医師事務さんもいるのではないでしょうか?
そんな悩みを抱えているのは医師事務さんだけでなく、他の部署のスタッフも同様です。でも、他の部署のスタッフからしたら、「医師事務さんがいるから代わりに聞いてもらおう!」と言って連絡がきて、それが板挟みとなって・・と負のスパイラル状態となってしまいます。
そんな毎日を続けていたら、医師とコミュニケーションをとるのがどんどん億劫になってきますよね。でも、少し工夫をすれば、医師との関係性をよくすることができるんです。
《業務を頼むのは、認めてくれているから》
すぐに取りかかり確実に処理してくれる人 or 間違いだらけで処理が遅い
多くの人が前者を選ぶと思います。
医療の場は、少しの間違いでも生命の危機にもつながり大きな問題となる可能性があります。
そんな医療の場で、業務を依頼されるということは、医師事務さんを認めてくれているし、期待しているからだと思います。
《依頼のあった業務はできるだけ前向きに受ける方向で話をして!》
医師事務には行える業務と行えない業務があります。その依頼が行えない業務の範囲のものであったとしても「これは医師事務は行えません!」と言ったら、医師じゃなくても気分を害します。
また、業務としての依頼ではなく、「この部分をこんな風にしてほしいんだけど」という依頼の形もあります。それが行えない業務だとしても、医師が医師事務さんに業務を依頼したというその意味を考え、少しでも改善するよう前向きに医師と話をするようにしましょう。
医師事務さんが行えない場合は、他の部署のスタッフにお願いできないか掛け合ってみたりするのもいいでしょう。
そのようにして、医師が不具合に思っていることを改善することで、良好な関係を保つ一歩となると思います。
《自分の話し方や聞き方を意識して!》
医師は診療に手術にと毎日忙しく過ごしています。さまざまなことを瞬時に判断しなければならず、頭の回転が速かったり、先見の明を持っている人が多いです。
忙しい診療の合間に、長々と結論も分からずに話をされると、「何が言いたいか分からない!」とイラだってしまいますよね。また、医師の言っていることが分からずに、曖昧なまま話を聞いていると「この人ちゃんと聞いて理解しているんだろうか?」と思ってしまいます。
人に説明するのが苦手な場合は、紙に自分の伝えたいこと、確認したいことを箇条書きにしてみましょう。そうすることで頭の整理ができ、医師に伝わりやすい言葉を選択することができると思います。
また、話をしている途中で、医師が言っている意味が分からないこともあります。そのときには、医師が言っている意味はこの解釈で合っているかの確認をとるようにしましょう。
誤解を招くような言葉を使ったり、曖昧なまま物事を進めていると、あとで大きな問題に繋がってしまいます。
《とくかく笑顔で!そして褒めちぎろう!》
医師もわざと傷つけようとしているわけではありません。「相手の表情は、自分を映し出す鏡」と言われるように、もしかしたら医師と話をするときに、無表情だったり、オドオドしていたりしませんか?
笑顔とあいさつ、気持ちの良い返事を心がけることで、医師との距離が近くなるかもしれません。
そして、誰だって褒められたら嬉しいものです。
会話のなかで、「いつも先生が早く処理してくれているので助かってます」とか「いつも気にかけていただきありがとうございます」というようなことを伝えることで、医師も「ああ言ってくれてたから、早くしてあげよう!」とか「いつも無理なお願いきいてもらってるからしてあげよう!」という気持ちになると思います。
また、医師が興味をもっていることの話をすることで心のドアが開くかもしれません。そのためには、こびと図鑑ならず医師図鑑を作ってみるのも面白いかもしれません(笑)
《記事のまとめ》
「ちりも積もれば山となる」という言葉があるように、大きな目標を達成するには小さな積み重ねが大切です。
医師事務さんにとって、医師とのコミュニケーションは永遠についてくるものです。それをいかに軽くできるか、少しの工夫を実践してみてください。