医師事務の管理職にみなさん!
職員のマネジメントで困っていることはありませんか?
医師事務の管理で気になる対応についてまとめました。

 

苦手な医師への対応や仲の悪い職員同士のコミュニケーションはどうしていますか?

 

職場には、必ず苦手な人がいるものです。そのとき、気をつけてほしいのが「苦手」という態度を表に出さないということです。人は、自分を好きでいる人に対して好意的な思いを持ち、自分を嫌っている人には敵対心をもつものです。もし、あたなのことを嫌いだと分かったら、その人を好きになれますか?「あの人に嫌われている」を分かれば相手のことを好きにはなれないことは言うまでのありません。まして、そんな顔や態度を取られれば相手も不快に感じますし、その後の会話にも影響してしまいます。そうならないためにも「顔や態度には出さないこと」を心がけることが大切です。

 

医療事務経験者と診療情報管理士、どちらの方が医師事務作業補助者に向いていますか?

 

医療事務経験者と診療情報管理士は、とても重要な経験と資格です。どちらがいいのかは、現在の環境によっても違います。もう一つ重要な判断要素として、医師事務作業補助者になりたいという熱意や興味があることです。この要素は、スキルアップの加速にかなり影響します。一方、最近ではこの経験や資格の有無に関係なく、異業種からの転職者がとても多くなっています。そして、短期間で驚くような成長を遂げ、経験以上に活躍をしている方も多くなっています。この異業種の方も、重要あ判断要素が影響していると思います。

 

年齢差による仕事への温度差、真剣差がありますが、全体統率をどのようにしていますか?

 

温度差が発生する原因の一つに、それぞれの背景に違いがあります。経験の蓄積から、今どうすればいいか?次にどうしたらいいか?これがなぜ必要なのか?などを自然に理解できるようになります。当然、その職員の人間性の影響もありますが、温度差のある職員は、その判断するために情報に、あなたと差があることから発生します。もし、そのような状況が発生した場合は落胆せずに、なぜこのような行動や判断をしたのかを職員に優しく聞いてみる習慣をつけてみましょう。その回答には、職員なりの根拠がある場合はあります。「私だったら、こうしたよ」と背景と理由をセットにして話してあげましょう。管理職などは常に、自分の考えや部署の考えを共有するために、たくさんの話をすることで、温度差を埋める活動が大切です。

 

管理者と実務者の中間に位置する職員の育成方法に苦慮しています。みなさんのところではいかがでしょうか?

 

この問題解決は、やはりキャリアラダーを構築することがひつようだと思います。キャリアラダーとは、キャリアアップのための「はしご(ラダー)」という意味です。仕事を経験や難易度に応じて分け、やるべきことを明確にし、段階を設定して、はしごを昇るようにキャリア向上の機会を提供する仕組みをいいます。まず、このキャリアラダーを利用し、管理者と、中間に位置する職員の置かれている意識やスキルの温度差を埋める作業が重要です。これを示さないと、職員は管理者がどこまで求めているかが理解できません。次にキャリアラダーの作成方法は、最初からスペシャルなものを作ることを目指すと実現できないこともあります。まずは簡単に項目を抜き差しして数項目単位でもいいので、階層別に管理者が何を求めたいかを設定し、時間をかけて肉付けをしていくことが、組織に合ったキャリアラダーを作成するコツです。

 

医師事務作業補助者に向かない職員(ノンテクニカルスキルの不足)に対する教育はどのように行っていますか?

 

ノンテクニカルスキルとは、合理的にものを決める能力と言われています。個人や組織が職種を超えて、効果的に動いていくのに必要なスキルです。主に、問題解決技術、伝達技術、重要思考技術と言われています。ノンテクニカルスキルといっても、大きな題目なので、具体的な教育については悩むところです。机上の理論も重要ですが、具体的にそれを現場で生かせなければ意味がありません。効果的な方法の一つに、業務改善活動があります。業務改善活動は、真の問題点を見つけ、解決するロジックを学ぶことです。また、これらを他の職員に提案することで、プレゼン力や伝達する技術も向上します。日々の周辺業務の小さいものから取りかかることから、成功体験を積み重ねることが大切です。また、職員同士で業務効率化にむけて考えさせることも、ノンテクニカルスキル教育として有効です。

コミュニケーションに関しては、
人と人とのやり取りなので、とても難しいですよね・・・
しかし、少し工夫を加えることでうまくいく可能性もあります。根気よく対応していきましょう!
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