前回の医師事務として働くための姿勢や身だしなみについてはいかがでしたでしょうか?
シリーズでお送りしております。医師事務の仕事【向き不向き】
今回は・・・?!

 

医師事務として働くために必要な技能についてまとめました。

 

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《必要な(求められる)技能》

医師事務として必要な(求められる)技能は、パソコン操作は当然のことですが、以下のような技能が必要とされています。

 

  • 医療に関する知識をもっていること
  • 医療保険制度や保険請求に関する知識があること
  • 医療関連法規、医学的基礎知識があること
  • 国語力があること
  • 課題解決能力があること
  • 臨機応変な対応能力を備えていること   など

 

他にも高いコミュニケーション能力が求められています。加えて、人の気持ちがよく分かることなどのメンタル面の能力も必要とされています。

 

《業務に役立つ資格とは?》

現在、医師事務には医師、看護師などの国家資格や診療情報管理士のような公的資格はなく、各民間機関の認定する民間資格のみです。

 

少しずつ活躍の場が広がっている医師事務ですが、それと同時に求められる技能のレベルも高くなってきています。また、病院ごとで教育の体制も違うため、医師事務としての技能レベルの基準が不透明なところもあります。

 

職業技能の向上や社会的経済的地位向上なども含め、診療情報管理士と同様な公的資格化も検討されています。

 

医師事務として役立つ資格には以下のようなものがあります。

 

医師事務作業補助技能認定資格(ドクターズクラークR)

一般財団法人日本医療教育財団が行う技能審査試験(民間資格)で、医師事務として必要な医療文書の代行作成、医学・薬学、医療に関する法律・法令などの知識と技能レベルの評価と認定を目的としています。

 

試験内容に医師事務作業補助体制加算の32時間研修の項目と同じような内容があります。

 

 

診療情報管理士

一般社団法人日本病院会が行う認定試験(公的資格)で、試験内容は医療概論、人体構造、医学用語、医療統計学、国際疾病分類、診療情報管理論などがあります。これを見ると、ほとんどの内容が医師事務の業務に生かされると思います。

 

さらに診療情報管理士を対象にレベルアップした人材として診療情報管理士指導者の認定も行われています。

 

 

医療情報技師

一般社団法人日本医療情報学会が行う技能能力試験(民間資格)で医療の特質をふまえ、最適な情報処理技術に基づき、 医療情報を安全かつ有効に活用・提供することができる知識・技術および資質の評価と認定を目的としています。

 

さらに医療情報技師より高度な資格として上級医療情報技師の認定も行われいます。

 

 

診療報酬請求事務能力認定

公益財団法人日本医療保険事務協会が行う能力認定試験(民間資格)で診療報酬請求事務に従事する者の資質の評価と認定を目的としています。医師事務の行っていけない業務の中に診療報酬請求事務がありますが、業務を行う上では、知っていて損はありません。

こちらは、医療事務の最高峰の資格と言われており、試験内容の難易度が高く、ほかの医療事務の資格と出題される内容が違っています。

 

 

《記事のまとめ》

少しずつ活躍の場を広げている医師事務作業補助

医学、医療は日進月歩に進化しており、医師事務もまたその進化に少しでも遅れを取らないように、日々勉強が必要となります。

また、いのちと関わりがある仕事でその最終責任は医師にありますが、当然医師事務として働く私たちにもそれ相当の責任がのしっかかってきます。

 

少し厳しく聞こえるかもしれませんが、「なんとなくかっこいい名前の仕事だから〜」といって勉強しないまま日々を過ごしている医師事務さんがいたら、転職を考えてみるのもいいかもしれません。

それだけ責任がある仕事ということです。

 

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