医師事務さんとして働くためには、病気や用語などの医学知識の勉強が必須です。
そうは分かっていてもどうしたらいいのか分からないですよね。

 

医師事務の勉強方法についてまとめました。

 

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《変わりゆく医療の中で》

 

一言で医療といっても、その中身は幅が広くて膨大です。ヘルニアならヘルニアのことだけについて勉強すればいいので勉強しやすいですが、自分が担当する診療科を勉強するとなると、その診療科のどの部分を勉強したらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。

 

今回は、実際に私が行っている勉強方法をお伝えします。

 

 

《一石二鳥?!な勉強方法》

 

正直に言うと私は勉強が嫌いで、図書館に行くとおなかが痛くなるタイプです。(笑)仕事に対して、気合いを入れすぎるため、自宅に帰ったらヘトヘトでそれから勉強をする気力もありませんでした。

 

しかし、そうは言っても勉強しなければ医師事務として上達しないのは分かっていたし、上達したい気持ちはあったので、それをいかに自分が勉強している!と意識させないかを考えました。

 

医療文書を代行作成するときに、診療録に記載されている内容を意識することをはじめました。

 

勉強は嫌いでも、いろんなことに興味をもつ(熱しやすく冷めやすいってことですが・・笑)タイプでもあったので、内容を意識することで、「いつもはこんな言葉の使い方はしないのに、今回はなんかいつもと違う言葉の使い方をしている・・ということはそこになにかしらの意味があるのか?!」と疑問に思い、そこからどんどん掘り下げていくという感じになりました。

 

 

例えば、胃カメラの検査をしました。その結果、胃カメラの報告書には慢性胃炎(萎縮性胃炎)C−2と記載があるが、診療録には萎縮性胃炎の記載はなく、慢性胃炎C−2としか記載されていないとします。

 

そこで「診療録に萎縮性胃炎を記載しないということは、C−2という項目が慢性胃炎の種類(萎縮性胃炎)を表現しているものなのか?!」と疑問に思います。

 

 

そこからC−2とは何を表しているのかを調べはじめます。

 

 

この場合だと、C−2というのは、萎縮性胃炎の進展を胃粘膜の平面的な拡がりで評価、分類している(木村・竹本分類)ということが分かったので、慢性胃炎C−2だけでも、その慢性胃炎の種類が萎縮性胃炎であると表現していると答えがでます。

 

 

そのようにして、常に何に対しても疑問をもつことによって自然と知識が増え、「勉強してる!」という感覚はありませんでした。

 

この場合だと、答えにたどりつくまでそんなに時間がかかることはありませんので、業務に支障がでるわけではありませんが、それが複雑化したものであれば、医療文書の代行作成時間が長くなってしまい、業務全体の効率が悪くなる可能性があるので注意が必要です。

 

 

《他にこんな方法も!》

テキストを使用しての自己学習は当たり前ですが、各診療科で開催されるカンファレンスや院内外で開催される勉強会、患者さん向けの市民講座などに積極的に参加すると良いでしょう。

 

また、医師が患者さんに説明をする場合、患者さんが理解しやすい言葉で丁寧に説明されるので、外来診療に陪席することは非常に勉強になると思います。

 

※陪席とは・・「身分の高い人と同席すること」であり、医師事務以外でも医学生や研修医が外来の部屋の端っこに座って偉い先生の外来を見学することでも使用されています。

 

《記事のまとめ》

今回お伝えした勉強方法以外にも、さまざまな勉強法があります。
あくまでこんなのもあるよ!ぐらいの参考までな感じで思っていただければ幸いです。

さまざまな勉強法からご自身に合ったものを選択し、少しでも多くのことを身につけていただけたらいいなと思います。

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