他の病院では医療文書をどれくらい作成しているんだろう?
聞いてみたいけど、そんなの聞くのって恥ずかしいし・・
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医療文書の代行作成件数についてまとめました。
《医療文書の種類》
医療文書については、こちらの記事を参照してください。
主な医療文書には以下のようなものがあります。
入院・手術証明書(診断書)、介護保険 主治医意見書
臨床調査個人票、退院時サマリー、診療情報提供書 など
《医療文書どうやって管理してる?》
最近では、医療文書作成支援システムなどで管理していることも多いと思いますが、私は独自にFilemakerを使用して管理しています(書類作成一覧)。
各項目の説明
- ID、フリガナ、氏名:IDを入力することで、医事会計ソフトからフリガナ、氏名が自動取得できます。
- 受付日、受付者:文書依頼を受けた日と受付した担当者を入力します。
- 様式:依頼のあった医療文書をどの書式(病院独自のものか、患者さんが持参したものなのか)で作成するのかを入力します。*患者さんが書式を持参された場合でも、提出先によっては病院独自のものでも大丈夫な場合があり、その際は患者さんにその旨を説明し病院独自の書式で作成する場合もあります。
- 区分:作成する医療文書が外来か入院の分なのかを入力します。
- 様式預:患者さんが病院に提出したものを入力します(例:用紙のみ、用紙+封筒、なし)
- 書類名:退院時サマリーや退院時総括のように同じものだけど、言葉が違っていたりして、集計などに影響がある可能性があるので、書類の分類ができるよう、書類名を統一しています(選択式)。
- 医師名、代行作成者:医師によって代行作成の担当者を分けているので、医師名を入力したら代行作成の担当者が自動取得できます。
- 依頼日:医師事務に医療文書依頼がきた日を入力します。医療文書の依頼受付から医師事務に依頼があるまでに間があいている場合があり、書類受付から完成までの日数に影響があると考え入力しています。
- 代行作成日:医療文書を代行作成した日を入力します。
- 代行者へ渡日:新人教育中に、指導者が医療文書を確認し、代行作成した担当者に渡し、指導した日を入力しています。
- 医師内容確認日:医師が内容を確認し承認された(署名)日を入力しています。
- 担当者へ渡日:患者さんへ医療文書完成の連絡をいれる担当者に渡した日を入力しています。
- 問い合わせ日、対応者、問合有無:医療文書の内容照会があった場合に入力しています。後からどのような内容の照会があったのか把握できるように、入力できる部分を設けています。
- 備考:患者さんからの依頼内容、自身の仕事効率に役立てるように自由に入力しています。
《みんなどれくらい代行作成してるの?》
他の医師事務さんがどれくらいの医療文書を代行作成しているか気になりますよね?
代行作成件数が分かるよう年度別に集計しています。
それがこんな感じです。↓↓↓
件数だけではなんか味気ないので、医療文書の合計金額も出しています。
集計結果
こうやって見てみると、月に100件前後代行作成していることが分かります。
それを日数(22日)で割ると1日あたり4~5件の医療文書を代行作成していることが分かりました。
ちなみに、医療文書の合計はどちらの年度も200万円前後でした。
医療文書というのは、医師の確認、承認がないと完成しないものですが、この集計結果を見てなんだか自分で稼いだような気分になりました。笑
他にこんなことも!
その他に、上記の書類作成一覧から医師別や種類別の集計も行い、医師事務の業務をアピールすべく!会議の資料として提出しています。
《記事のまとめ》
今回の医療文書代行作成の集計結果は、100床以上200床未満の病院です。
この集計結果が多いのかどうなのかは、みなさんの病院と比較してみたら分かると思うので参考にしてみてください。