業務を行っていく上で困っている、悩んでいることはありませんか?
今回は、医師とのかかわりや業務範囲などについての疑問についてまとめました。
なかなか意思疎通がうまくいかない医師とはどのように接すればいいでしょうか?
自分の話し方や聞き方をかえたりして、根気よく接するようにしています。また、分からないままや曖昧なままで業務を行うのは、患者さんの生命にも関係する可能性もあるため、そのままで進めるのではなく、しっかりと確認を取ることを怠らないようにしましょう。
医師からどのように指示をもらい代行入力していますか?
医師の隣にいる場合は、口頭で指示をもらい代行入力しています。
他の病院では医師による指導や教育がどのように行われていますか?
業務現場での機会教育が主となっていますが、協力していただける医師がいる場合は、医師のスケジュールに合わせて、勉強会などを行うものいいかもしれません。
外来診療において、医師事務が医師の監視下で代行入力を行っていますが、どこまでの範囲を行っていますか?どの程度まで医師へお願いして、どの程度だと医師事務が行うべきか、そのボーダーラインが分からず困っています。また、外来クラークでもできる業務もあり、きちんと線引きしづらい状況です。
医師によって求められる範囲もさまざまだと思うので、まずは医師のニーズを確認することが大切だと思います。医師事務がスキルアップを図ることができれば、医師からもっと広い範囲を任せてもらえるようになるかもしれません。
医師が医師事務に対して何の業務でもやっていいと勘違いしています。しっかり踏みとどまらないと、医師の希望が膨張して、やっていけないことを要求され、断れない場合があります。このようなときはどうすればいいですか?
医師事務の業務規程にしっかりと業務内容を明記してから業務を行うという手順を踏むことが大切です。そのためには、新しい業務を受けるときは上司と相談しながら進めることが必要です。引き受けることや断ることは実務者ではなく、上司の仕事だと思います。
業務内容を理解してもらうことは、とても難しいことだと思います。なぜ、行ってはいけないのかもきちんと説明するようにしましょう!
看護師や薬剤師が医師に問い合わせると、医師事務に依頼してほしいと言われたので代行入力してくださいというパターンが結構あります。看護師や薬剤師は急いでいることが多いため、代行入力をすることがよくありますが、他の病院ではどのような方法をとっていますか?
そのようなパターンは問題が起こりやすいシチュエーションであり、必要最小限に留めるべきだと思います。やむを得ない事情によって医師の指示内容が他の医療従事者(看護師や薬剤師など)を介して伝達される場合は、その医療従事者の責任が明確となる書面(口頭指示メモなど)が必要です。
紙カルテの場合に医師事務として代行できることは何ですか?
紙カルテの場合に代行できることとしては、代行記載(承認として医師にサインをもらうこと)や処方オーダーがあげられます。
診察時のSOAP記載は、医師事務がすべて行っていますか?
SOAPの代行記載は、希望する医師に対し、特定の医師事務が行っています。また、徐々に代行できる実務者を育成することも大切です。
患者さんや医師の診察中のやり取りを自己解決できずに入力していくことが難しく、事柄のつなげ方を間違えてしまうことが多いなっています。なにかいい方法はありますせんか?
診療の中での記録は、難易度も重要度も極めて高いものだと思います。医師によっては、文体まで指導されることもありますが、まずは誤記や脱落の有無よりも、診療内容が適切に表現されていて、情報開示の根拠となり得ることからはじめてみてもいいかもしれません。不完全な部分は医師による修正・補足が大原則ですが、十分に聴取できなかったのでご確認をお願いしますと一言そえると、医師にも細心の配慮を得やすいと思います。
先生も鬼ではありません!素直に聴取できなかったことを伝える勇気をもちましょう!